成功のコンセプト
- 作者: 三木谷浩史
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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購読理由
間違えて注文してしまった。渡邉美樹さんの講演を聞く機会があったので、どんな方なのか事前にインプットしようと考えて、Amazonに探しにいった。しかし、どういうわけか、渡邉美樹と三木谷浩史を混同していて(“みき”つながり?)、三木谷さんの本を購入してしまった。
感想
この手の本は大きな発見はないけれど、サボっている状態のときに読むとテンション上がります。以下は最近考えていることに関連していて刺激を受けました。
- 第1のコンセプト『常に改善、常に前進』
- 「Best effort basis」と「Get things done」。たとえどちらも毎日同じように努力したとしても、この2つの姿勢には天と地の開きがある。(snip)
30%売り上げを伸ばすという目標は、30%売り上げを伸ばすことができて初めて意味を持つ。30%を目指して頑張ったんだからいいじゃないかという姿勢の人にとって目標は50%でも100%でも同じことだ。そういうものは目標ですらない。
- 第4のコンセプト『顧客満足の最大化』
- ビジネスの本質は、相反する利害を同じ方向に向けることにある。
売る側としてはできるだけ高く売りたい。買う側はできるだけ安く買いたい。簡単に言ってしまえば、利害は相反しているわけだ。川の向こうとこちら側ほど離れているかもしれない。その川に橋をかけるのが顧客満足だ。
開発してたころは期限があって、スコープも品質も曖昧さがなく、ただ走るだけだった。簡単ではなかったけれど、新しいことをしているわけでもなく、技術的な困難に遭遇することもないので、その過程をいかにコストダウンするかが重要だった。一方で営業にいる現在は、売り上げアップが重要になる。でも、競合や機会の有無など外部要因により左右されるため、目標設定が難しい。
自分はまだ意思決定する立場にないので気楽でいいと思っている。でも、それに甘んじることは、「Get things done」と言えるだろうか。まだ結論は出ないけれど、そんな感じです。