webが動き出してる

昨年度の報告やら諸手続で周囲がバタバタしてたけど、やっと解放された(のか!?)。とっくに年度切り替わっているのに、このスピード感はどうなんだ?というのは気にせずに、午後は社外セミナに行ってきた。

何か行動するとき、“期待する結果”を強く意識するように気を付けていたつもりが失念。終わってから「もう少し熱いディスカッションを期待したけど、火を付けられず…。」で反省した。原因はモチベーションが低かったからで、その理由はここで書いても意味が無いので書かない。でも、溜めていたものはすべて吐き出したので、この先、誰からも何のリアクションもなければ溶解ボックスに行ったんだと思って、自己を再点検、手を変え品を変えていくだけです。

と、どうでもいい話はここまで。Yahoo!ニュースを見ていて、面白い現象だと思ったので感想を少し書きます。

 漫画雑誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)連載の『新ブラックジャックによろしく』の作者・佐藤秀峰氏が、13日(月)付の公式ホームページの日記で「僕は『新ブラックジャックによろしく』をオンラインで連載をすることにしました。雑誌に掲載されてから1か月後に、こちらのホームページでも読めるようにするつもりです。」と公表した。大手出版社の雑誌に連載中の人気作品を、自身の公式ホームページでほぼ同時期に掲載するのは非常に珍しい試みといえる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090415-00000001-oric-ent

佐藤秀峰さんの漫画、それを原作としたドラマ、映画、すべて拝見したことが無く、ご自身の作品を公式ホームページに掲載した結果、どうなるか知る由も無いけど、satoshuho.com見て魅力を感じたし、応援したいと思った。賛否両論のコメントがたくさん寄せられていたけど、一番楽しみにしているのは、間違いなく実験している本人だろうな。

興味を持ったのは、いまさらではありますが、以下の三点。

  • 公表した内容がニュースとして配信され、同じ場でユーザのコメントを見ることができて、「へー、面白いことを考えている人がいるなー」って、自分がイメージしているニュース以上の知を得ることができた。実際、パーソナリティを知りたくなって公式ホームページにアクセスしたし、ひょっとしたら漫画を購入するかも知れない。(買わないけど)
  • (既に予想されていることだけど、)プロ、アマ問わず、クリエーターの敷居が低くなると思った。「ビジネスにならないのでは?」という議論がされていたけど、コンテンツの特性が他と異なる以上、やってみない限りは、有料無料の是非を問うのは本質でないと思う。
  • こじ付けかも知れないけれど、Google Bookとの関連性が気になって仕方が無い。著作権云々の話も大切だと思うけど、コンテンツの入り口が何であっても、言語リテラシの低い人間は国内産の知の恩恵しか受けられないのだろうか。仮に現在の国別の知的生産性が均一だとしたら、生産量は人数に比例するわけで、少子化の進む日本の将来は?(変なナショナリズムが邪魔してるだけなのか?)