5冊目読んだ

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

購読理由

同僚に「ちゃんとしたアジェンダ書けるようになりたいんですけど、いい本ないすか?」って話したら、翌日ごっそり机に積まれたうちの一冊。つまりは購入してない。(ありがたいことだけど、オーダーとかけ離れた本ばっかり…。)
ドラマ化されるほど話題になったし、読まずに返すのもったいないので、「発見なければ、途中で読むのやめればいいや」って気持ちで読んだ。

感想

Wikipediaに“ファンタジー小説と紹介されることもある”って書いてあるとおり、読み物として面白かった。最後、ガネーシャが主人公の前から姿を消すあたりとか、なぜか涙が出た。(最近、何に悩んでるのか自分でもよく分からないけど、確実に涙腺がゆるくなっている気がする。年齢的なものか?)
著者の水野敬也さんは、自分と二つしか年齢が変わらないんだよな。作中では「応募」って表現してたけど、彼自身も本を書くという行為を通じて、世の中に対して「応募」しているわけで、すごく刺激になった。

独り言

自分の周りには、ガネーシャはいないけど、ガネーシャみたいな人はたくさんいる。自分は「周りの人たちに幸せになって欲しい」と思う一方で、人を幸せにするには足りないものがたくさんあって、そのうえ足りないものが何かを人に求めて、「結局、自分が一番幸せになりたいんじゃん」っていう行動、言動をとってしまう。
ガネーシャみたいな人を大切にしなくちゃいけないのは分かってる。ひとりになっちゃうから。でもどうしていいか分からない。